カーボンニュートラルと「小さな森づくり」

地球温暖化防止には、CO2の排出抑制対策だけではなく、森林整備や木材利用等の森林吸収源対策も重要です。日本のCO2吸収量の80%が森林による吸収量となっており、パリ協定においても森林等吸収源の保全強化が明記され、国際的にも間伐などの適切な森林整備や木材利用の推進が必要としています。

林野庁は図で紹介したような、日本の森林が「2050年カーボンニュートラルに貢献」する仕組みを発表しています。カーボンニュートラルの実現に貢献するためには「刈って、使って、植える」という資源の循環利用が必要です。

「刈って」=間伐などの適切な森

「使って」=木材利用の拡大の推進

「植える」=人工林の再造林を図る

特に日本の人工林の半数が一般的な主伐期である50年を超えており、CO2吸収能力が高いとされる若い木を植えることが有効とされています。グリーン・ポケットが推し進めている「小さな森づくり」は国産材木を使用しており、この「使って」の部分に大きく関わっています。カーボンニュートラルの実現に貢献しています。

林野庁資料:「森林・林業・木材産業の現状と課題」より