今年のノーベル賞が発表され、物理学賞は米国・プリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎氏ら3人が受賞しました。地球温暖化の予測研究をめぐる業績が受賞理由で、世界の気候モデル開発の先鞭者として「大気中の二酸化炭素濃度が上昇すると気温が上がる」ことを数値で示しました。地球温暖化に対する国際的な関心が高まる中、1960年代から研究を続けてきた「先見の明」が評価されました。先駆者としての努力は相当なものだったことでしょう。
グリーン・ポケットも社会に先駆けて、植物の力を具体化しました。植物はCO2を吸収しO2を創り出すことは知られていますが、室内の観葉植物がどれ位の量を吸収するのか数値化されていない。また植物は人の心を癒すといわれますが、具体的な実証はされていない。そこで私たちはLサイズ1鉢が年間1,5㎏のCO2を吸収することや植物が人に与える癒し効果を産学連携で実証しました。イメージで語られてきた植物の力を科学的に実証させていただきました。
そして私たちは今、カーボンニュートラルという時代の最先端に身を置いてビジネスをしています。真鍋氏のノーベル物理学賞はそのことを強く意識させえた嬉しいニュースです。いつか、室内における植物の効果が国際舞台で話合われる日がくると、夢と期待が膨らみます。その実現が近い遠い将来のことだと信じ、日々の業務にあたります。