新型コロナウイルスは昨秋以降収まりつつありましたが、新たにオミクロン株の発生もあり今後の動向は予断を許しません。今年は自粛を強いられてきた日常生活を取り戻す1年としたいものです。
そんな中、先月日本経済新聞の夕刊1面トップ記事として、観葉植物が注目されていることが紹介されました。各園芸店が観葉植物のケアサービスを始めたこと、その背景としてコロナ禍によるストレス増加で観葉植物の癒し効果が求められており、売上が伸びているとのことです。いわゆる「巣ごもり需要」で、東京都中央卸市場における取扱数量は2020年度は5年振りに増加に転じ、2021年度も4~10月は前年同期比8%増だそうです。また各園芸店や花屋のケアサービスやユーチューブ・アプリなどネットを利用した情報発信が活発になってきていると報じられました。
植物の癒し効果は、職場におけるストレス増加が社会的問題となる中で注目されてきました。企業はストレスチェックテストの義務化など社員のメンタルヘルス維持の対応を迫られており、ストレス軽減の一助として観葉植物の導入が増えています。そして今、ウィズコロナと言われる中で、その癒し効果に改めて注目が集まっているということでしょう。どんな時勢においても、人間にとって植物は必要とされるものなのです。