先週に続き、CO2が人の健康に与える影響について紹介します。室内のCO2濃度が人の身体に与える数値データです。
CO2は低濃度であれば身体に影響を与えることはありません。通常の大気中には、400ppm程度含まれているそうです。国は換気に関する法律において、室内のCO2濃度は、建築物において1,000ppm以下(厚生労働省/建築物環境衛生管理基準)、教育施設は1,500 ppm以下(文部科学省/学校環境衛生基準)に保つよう定めています。CO2の濃度が上がると人体に悪い影響がでるとされているからです。
体調への悪影響症状は表の通りで、20万ppm、つまり濃度が20%を超すと死の危険があるそうです(参照:科学技術振興機構)。
先週CO2中毒のニュースを取り上げたように、これからCO2は地球温暖化という環境問題だけではなく、健康問題に広がっていきそうです。
400ppm |
症状なし(大気中に含まれる濃度) |
1000ppm |
軽い眠気 |
1600ppm |
うとうと、不愉快 |
2500ppm |
健康への悪影響 |
40000ppm |
血圧上昇、耳鳴り |
植物の力は様々な分野で注目されています。