サッカーJリーグのJ1昇格プレーオフが先週行われ、東京ヴェルディがアディショナルタイムに劇的なPKを決めて、16年振りのJ1復帰を果たしました。数々のタイトルを獲得し、三浦知良選手などスターを生んだ伝統のクラブが晴舞台に戻ってきます。
東京ヴェルディのチームカラーは緑色で、名前もポルトガル語のverdeからきています。5万人を超す観客が集まった国立競技場のゴール裏が、ヴェルディサポーターたちの緑で溢れた風景は圧巻でした。緑の持つ希望や成長という力、他の色にはない大きな力を感じました。地球の力といっていいかもしれません。緑の素晴らしさを、スポーツを通じて新たに感じました。
プロスポーツにはそれぞれチームカラーがあり、ユニフォームや応援グッズに使用されます。東京ヴェルディのような現在のJリーグでも緑のチームは少数で、赤や青を基調としたチームが多い。サッカーに限らず、他のプロスポーツも同じようです。
これは、色は眼に映ったときにただ色として認識されるだけではなく、私たちの心に何かを働きかけるからでしょう。赤はアドレナリンを高め、青は日本代表に通じる日本人が一番好きな色です。それに対し、緑は中庸・安定・平和をイメージさせる中間色の代表だからなのかもしれません。希望や成長という緑の違う一面がフューチャーされれば、緑のチームはもっと増えると思います。
人の心を癒すだけが緑の力ではありません。生きる力も与えてくれます。