本日、国土緑化株式会社は創業48年目を迎えます。すべてのお客様、そしてお取引企業の皆様に、深く御礼申し上げます。今後もご愛顧の程、よろしくお願い致します。 

 危惧を減らす緑

  日本人として、気になる調査データが発表されています。メンタルヘルスに悩む人が増加し、日本の人口は減少しているというものです。

厚生労働省は医療機関の受療者の状態を把握するための調査を、3年に1度実施しています。その最新の調査(2020年)では精神科の受療者の増加が目立ちました。精神科受療者は過去最多の約586万人で、前回調査(2017年)から約196万人も増えています。新型コロナウイルスという未曾有の出来事も影響したのか、メンタルヘルスを蝕む人は確実に増えています。

次に、総務省の「去年1年間で日本の人口が約53万人減少した」という報告です。15年連続で人口減少となっています。日本の総人口は12488万人、数10年後は1億人を切るとの予想もあることから、労働力不足と紐付ける報道もありました。いずれも日本の将来が危惧されますが、グリーン・ポケットとしては様々な面で広がっていく予感を感じます。何故ならこの問題は、緑の力で解決できるからです。 

増えていくメンタルヘルス不調者に対しては、緑のストレス軽が大きく発揮されることでしょう。今以上に、職場の緑は増えていくと考えられます。

人口の減少が労働形態にもたらす変化は不透明ですが、緑が人の心身を健康にする効果は変わることはありません。むしろ人口が減るほど、緑の力は注目されていくでしょう。AIでは対応できないフェイスtoフェイスの仕事です。変わりゆく厳しい社会情勢の中、緑はますます必要とされることでしょう。

 コロナ禍で明らかになったこと

緑は必要な存在であり、厳しい情勢にはその効果を発揮する。いい例が、新型コロナウイルスが流行したここ数年です。自粛ムードで経済は低迷し、在宅勤務でオフィスが閉鎖され、サービスを休止するお客様も出てきました。

しかし、規制が緩やかになるにつれて再開の連絡が入ります。久し振りに訪問すると、お客様から「やはり緑はいいですね」「オフィスに日常が戻ってきた」と嬉しい声を頂いています。緑の良さを再確認されたようです。実際にコロナ前よりも緑を増やされたお客様もいます。

また、これを機にレイアウト変更や経費の見直しをされたのでしょう、新規のお客様からの問い合わせも多く、契約となっています。

まさに禍を転じて福と為すですが、これもお客様が緑を単なるインテリアではなく、必要不可欠な存在だという認識に変わってきている証だと思います。今回の気になる報告も、緑の力が解決の一助となることでしょう。

我社が創立した1977年当時は、オイルショックや公害問題の影響が残る不景気な世の中でした。その後も様々な危機が社会を襲いました。バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、新型コロナウイルス等を経て、今現在のグリーン・ポケットがあります。冒頭で述べた通り、皆様のおかげであります。深く感謝致します。そして、景気や天災に左右されな緑の素晴らしさを再確認致します。これからも緑の普及活動を通じて、豊かな心と環境を創造してまいります。