売り手市場と言われる中、今年度の学生の就職活動もピークを過ぎたようです。リクルート社の発表によると、今年は5月時点で内定を持っている学生は4割を超え、既に2020年卒に向けて動いている企業もあるそうです。
人気企業ランキングは1位が2年連続でトヨタ自動車、2位グーグル、3位ソニーと前年と変わらないようですが、理想の職場像は変わってきているようです。経済産業省が今年3月に公表した「健康経営の労働市場におけるインパクト調査」によると、就活生に「将来どのような企業に就職したいか」を、その親に「将来どのような企業に就職させたいか」を複数回答で聞いたところ、回答が多かったのは次の2項目です、
・福利厚生が充実している/就活生 44,2%、就活生の親 18%
・従業員の健康や働き方に配慮している/就活生 43,8%、就活生の親 49,6%
働き方改革や健康経営という考え方が普及し、企業の業績や給与水準に捉われない若者の職業観がみてとれます。面白いのは福利厚生で、就活生は高く望んでいるのに、親はさほどではありません。親の世代は福利厚生にはそれほど関心がないようです。
こうした若者の意識を踏まえて、雇用確保の為に、企業も従業員満足を考えて、健康や福利厚生に力をいれていく時代になっていくと思います。
そんな中、我々の緑を福利厚生として導入される企業が増えてきています。観葉植物を置くことで職場環境を整え、その癒し効果が働く人のメンタルヘルスを改善するからです。緑の効果については、我々の産学連携研究で実証されています。働く人が緑で健康になれば、仕事に対するモチベーションも上がり、業績もよくなることでしょう。
緑は必要経費ではなく、福利厚生の1つ。理想の職場は、緑を置くことからはじめてみては如何でしょう。