今年の7月は、厳しい猛暑が連日続きました。全国でも有数の猛暑で知られる埼玉県熊谷市は、7月23日に観測史上最高の41.1度を記録しました。報道にあるように「危険を感じる」暑さです。
その熊谷市では、植物の効果を使って猛暑対策を行っているそうです。
熊谷市は国立研究開発法人海洋研究開発機構と連携し、スーパーコンピューターを使い熱中症にかかるリスクを下げる実験を行っています。2019ラクビ―W杯の会場である熊谷スポーツ公園で、ヒートアイランド対策として樹木の植栽を行い、木を植える位置を変えることにより、日光の差し具合や風の通り方がどう変わるかを予測しました。その結果、木を直線的に並べるより、まちまちに植えたほうが木陰を増やせる効果が得られたそうです。
埼玉県はこうした対策により、熱中症のリスクの高い地点を20%減らせるとし、公園の整備を進めています。植物の効能が、猛暑を救うカギになりそうです。
(埼玉県政ニュース https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2018/0621-01.html)
このように、アウトドアでは緑の力を活用した環境改善が多く行われています。しかし、私たちが1日の大半を過ごすインドアには、まだまだ緑の導入が進んでいません。そこで、グリーン・ポケットの出番ではないでしょうか。緑の力で環境を改善し、室内に「小さな森づくり」を進めていく私たちの活動にも、期待していただきたいと思います。